ホイールベアリング交換(取外し編)
2010年 3月19日

まる5年を超えた我がXB!レース、ツーリング、そして通勤と良く頑張ってくれてます。
走行距離は2万数千キロと年式の割には距離は行ってませんが過酷な使用下のため最近はメンテナンスに明け暮れています(汗)
通常バイクのホイールベアリングというものは別途にダストシールがあり、XBのように「接触シール形」を使っているバイクを私は知りません(気が付いてなかっただけかも?)
その理由はカラーを使用しないアクスルシャフトのためなのでしょうがダストシールが痛んできたらベアリング本体を交換しなければいけないという欠点も持ち合わせています。
事実03年式XB9Rではベアリングのリコールがありましたし・・・!
XBのホイールベアリングは日本製NTN社の物です(ダストシールに社名入りでした)のでベアリング店より購入し、交換してみることにしました。


ベアリングを入手し、次はベアリングプーラーを購入しました。
3本のツメをベアリングのインナーに引掛けて抜くタイプです。
メーカーは不明!(笑)
価格は3000円前後と格安!

これで充分と思っていましたが・・・

いざセットしてみるとツメの引掛かりが悪いためすっぽ抜けます(滝汗)

理由はベアリングの内側に入っているアルミ製のスリーブのせいです。
写真のようにベアリングの内径にピッタリとスリーブがいるためツメが掛かる充分な段差が無いため!!!

(アルミスリーブの内面の数々の小傷は後ほど・・・)

ツメの引掛かり量を上げるにはスリーブとベアリングの間に隙間を付ければいいのです。
そのために準備したのはステンレス製の丸鋼と角鋼
これを反対側からベアリングとスリーブの僅かな隙間に当ててハンマーでコツコツ回しながら叩きますが酷使されたベアリングはビクもしません(泣)


当然アルミスリーブの内壁には小傷が・・・(うるうる)

無理をしてホイール側に段差でも付けたら大変なのでこの工具で外すことを諦めます。

此処まできたら”意地”です!(負けず嫌いめ!)
「絶対に外してやる!!!」ってことで
購入したのは潟nスコー製の”NHBP2035”です。
なんと
定価で37800円もします
(買った値段は3万弱ですが・・・それでも高すぎ!)

ハスコーの同タイプのベアリングプーラーは
NHBP-10257 φ10,12,15,17
NHBP-1730  φ17,20,25,30
NHBP-2035  φ20,25,30,35
NHBP-FS   φ10,12,15,17,20,25,30,35

XBのホイールベアリング内径は
フロントがφ25
リアがφ30なので
NHBP-1730と2035のどちらでも良かったのですが、同じ値段だったのと、今後φ17以下が必要になったときφ17用がダブるので2035にしました。
(バイク屋でもするつもりか?)

この先端の僅かに広がっている部分でベアリングを引き抜きます。

最初は、あまりの値段と「本当に簡単に外れるのか?」という思いから、なかなか手が出なかったのですが、ヤマハの特殊工具指定になっているってことと、Dラーからも奨められたので思い切って買いました。

焼き付き防止のためグリスを注します。
(組む前に注せよ!)

軽くチャック(先端部分)の中に本体を差し込みます。

後は供回り防止のために下にスパナ
引抜きようにメガネレンチを掛ければセット完了です。

いとも簡単にベアリングが抜けてきます!


今までの苦労はなんだったんだ?(泣)

セット開始から5分も掛からずあっさり取れちゃいました(汗)

新品のベアリングと比較します。
ちょっと写真では解りにくいですがベアリングのセンターに焼きが入ってます。

アウター側のシールは完全に硬化しひび割れています。

型番が見えてますがこの番号で注文するとえらい事になります(笑)

このアルミスリーブのお陰で・・・(泣)

ベアリングシールを外し中の状態を確認します。

グリス切れ、ベアリングの引掛かりやガタは無かったですがグリスが若干硬化してきているようでした。


当たり前ですが、シールが無いと実に軽く回りますね!(¬¬)

この後は、新品ベアリングを入れるだけなのですが、今回はホイールの塗装はがれが酷いので塗装をしてからベアリングを挿入することにします。
挿入には圧入機が無かったらアウターレースをプラスチックハンマーで均一に叩いて押し込めば良いです。
その際には絶対にインナーレースを叩かないことです!
インナーレースを叩くとガタが出てしまいますので慎重に・・・・
それと一度交換した(引抜いた)ホイールベアリングは再使用しないのがお約束です!(引抜く際にガタが出る可能性が高いから)

600円のベアリング圧入工具「ベアリング挿入編」をアップしました。

今回私の選んだベアリングの型番は

NTN社製:深溝型玉軸受け接触シール形
フロント:6005
LLUC3
リア:6006
LLUC3
です。
LLUとは防水、防塵性に最も優れるが回転抵抗が少々大きい物(型番)を指し
C3とはインナーレースとアウターレースとのクリアランスが「大きめ」という事です(ミクロン単位ですが)
ホイールに圧入することになるので僅かにアウターレースが絞られるので「C3」を選択しました。
レースを前提とし、耐久性を問わないなら(寿命が短くても良い)LLH型を選択するのもいいと思います。

詳しくはメーカーカタログ(PDF)を参考にして下さい。

最後にお決まり文句ですいませんが、あくまで自己責任で交換して下さいね!

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