チタン製ローターボルト
2008年2月23日

一般的にチタニューム(チタン)と言う金属が非常に軽く、なおかつ高強度な事は周知の事実ですよね!
いまや、メガネフレームから骨折時の骨を繋ぐボルトまでチタン製が主流になってます(厳密に言えば材質が違う)
しかし、高強度・高硬度のため切削性が極めて悪く、なおかつ鋳造は極めて困難!
強酸化元素のため溶接も難しく、靭性(伸び)が低いので曲加工も至難の業!
そんな金属なので、製造コストが異常に掛かるのが最大のネック
でも、その軽さと強さは非常に魅力的で、レース部品としてワークス車両などに採用されてるのは御存知の通りです。

そんな材質の製品をXBユーザー向けに作ってる、Buell-LEOさん
(は〜い!此処まではキャリパーボルトと同じ文章です!手抜きと言わないで・・!!)

今回はローターボルトを装着してみました(^^)


キャリパー連結ボルトと同じでベータチタニュームさんに依頼をして作っておられるローターボルトです!
一連のチタン製品は此処から始まったんですね!

今回は無垢!
表面処理をしてないバージョンです!
(キャリパー連結ボルトと同色の設定もあり!)

いや!とにかく軽いんです!
最初持った時 思わず笑った事を覚えてます。(笑)

世界でXBだけが使ってるZTLブレーキシステム*1
四輪の世界でも「バネ下重量の1Kgの軽減はバネ上重量の15kgに匹敵する!」と言われるほど重要な部分
ましてやジャイロ効果
*2の大きい二輪の場合、ハンドリングに大きく影響しますから尚更です!

ノーマルの普通の段付きボルトと違い2段階にしてある辺り凄い細やかな配慮です!
ローターを外した事のある人なら何故か解ると思います(^^)

作業は至って簡単!
6本のノーマルボルトを1本抜いては、1本差し込む!
(ネジロック剤を忘れずに!)
順番はローターの対角線上に交換していきます!
ホイールを外さないで交換する場合四角のワッシャが落ちやすいので注意して下さい!

ノーマルのくすんだメッキ色とは違ってピン!としてます(笑)
 

・・と言う事で10分で終了です!(笑)

(装着前の写真)
写真じゃよ〜く見ないと解りませんね(笑)
実車なら直ぐに”ん?”と気付くのですが・・・
見た目も重視される方は少し高くなりますが表面処理されてるほうをお奨めします!(笑)
*1 ZTLブレーキシステム
バネ下重量軽減のためビューエル社が開発した機構
通常の二輪車の場合、ホイールの役目は、1,自車を支える。2,制動力をタイヤへ伝える。この二つが大きな要素です。
ところが、ホイール重量が大きくなると「慣性の法則」により、路面の凹凸に追従しづらくなります。
よって一般的にバネ下重量(スプリングから下の部分)は「軽いほど良い」とされています。
XBの場合 2,制動力をタイヤへ伝える。という働きにスポーク部分を介さずリムに直接ローターを付ける事でスポーク部分を 1,自車を支える。事のみに絞る事ができ、スポーク部分の肉厚を極限まで薄くし バネ下重量を軽くしています。


一般的な二輪車の場合 ブレーキディスクに制動を掛ける→ホイールのハブ部分に力が伝わる→スポーク部分に力が伝わる→リム部分に力が伝わる→タイヤに力が伝わり制動を開始する
ZTLブレーキの場合 ブレーキディスクに制動を掛ける→リム部分に力が伝わる→タイヤに力が伝わり制動を開始する

*2ジャイロ効果
回転する物体が回転する方向を一定に保持しようとする現象
簡単に言えば”コマ”を思い出して貰えれば解りやすいかと・・・
回転していないコマは自立する事が出来ませんが、回転させてやる事で自立する事が可能です。
これは車輪にも当てはまり、走行中は現在の状態を保持しようとします。
よって、直進状態から旋回状態に移行する時にバイクを起こそうとする力が働きます。
また、この効果は回転体の中心(アクスルシャフト)から距離が長くなる程大きくなり、回転体の重量が増す程大きくなります。
昔の二輪車は19インチや18インチが普通で、ジャイロ効果に着目したHONDAがVF400FやVT250Fでフロントホイールを16インチ化した事は有名です!
(現在は17インチが当たり前になってますが・・・)


LEOさん所の試乗車で体験させて貰ってからずっと欲しかったチタンローターボルト!
コーナーへの進入がスッ!と行えますし、特にアクセルを開けながらの切り返しなどで効果を体感できました。
あと、ホイール外周部の軽量化なのでブレーキのタッチが良くなりました。
特に高速域からのブレーキングで制動開始が早いです!

グラム単位の軽量化をしたXBのフロントホイールだからこそ その効果が解るってもんですね!
たかがボルト!されどボルト!です(笑)

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